ナイジェリア中央銀行、海外送金のためのeNairaを承認し、手続きを概説

ナイジェリア中央銀行(CBN)は、海外送金の受取人向けの支払い代替手段として、デジタル通貨eNairaの実装を発表しました。

これは、海外から送金を受け取る個人が、資金をeNairaで受け取るオプションを持つことを意味します。

中央銀行は、このイニシアティブが、海外送金の支払いプロセスを自由化するためのより広範な取り組みの一部であると述べました。eNairaを支払いオプションとして導入することにより、中央銀行は、海外から資金を受け取る個人に対して、より柔軟性とアクセスの向上を目指しています。

海外送金受取人向けのeNairaを支払いオプションとして統合することに関する詳細は、中央銀行によって発行された通達に記載されています。この通達は、「海外送金受取人向けeNaira支払いオプションの運用フレームワーク」というタイトルで、国際送金業者(IMTOs)および一般の人々に向けられ、中央銀行の貿易・為替部門のディレクターであるドクター・オゾエメナ・ナジによって署名されました。

ナジャイ博士によると、循環の中で概説されたガイドラインは、電子ナイラを選択した受取人に対する海外送金からの資金配分プロセスを効率化することを目的としています。国際送金業者(IMTOs)は、電子ナイラでの支払いを可能にするために、ナイジェリア中央銀行から一度限りの「異議なし」承認を申請するよう指示されています。

さらに、中央銀行は銀行が国際送金事業者(IMTOs)から受け取った外貨が預金される口座の詳細を提供することを期待しています。

中央銀行が提供する運営フレームワークによれば、国際送金業者(IMTOs)はCBNを通じて直接商人ウォレットを開設することが義務付けられています。さらに、IMTOsは外貨でCBN口座を事前に資金提供することも求められています。

IMTOによる外国通貨でのCBN口座の事前資金調達に続いて、CBNはその後、IMTO商人のウォレットにeNairaの同等の価値を入金します。

CBNが概説した支払い手続きにおいて、海外送金の送信者は、海外に所在する自分の好みのIMTOを通じて取引を開始します。このプロセスでは、送信者はIMTOに対して受取人のウォレットの必要な詳細、例えばウォレットアドレスや識別情報を提供します。

その後、IMTOはeNairaウェブウォレットポータルにアクセスし、自身のeNairaマーチャントウォレットから引き落としを行います。同時に、IMTOは発信国から送信された外国通貨に相当する金額を受取人のeNairaウォレットにeNairaでクレジットします。これは、現在のI＆E (投資家および輸出業者)ウィンドウレートに基づいています。

また、中央銀行はIMTOがCBNが提供するアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して、自社のプラットフォームをeNairaポータルに統合するオプションを持っていると述べています。

これにより、IMTOは発信国から送信された外国通貨のeNaira相当額を、現在のI&Eウィンドウレートに基づいて直接転送を開始できます。